今年の夏、とあるコンビニのパンコーナーでくるみパンを探していたところ、すぐ隣にライ麦パンが置いてあった。パッケージの表面に「一日分の食物繊維が取れる云々・・・」が書いてあったので半信半疑で買ってみた。
個人的な感覚として「一日分の○○が摂れる」系は眉唾物で、食物繊維に関しては特に信用していない。というのも食物繊維自体は含水で重量が増える為、限界はありますが水分率が増えればそのまま重量が増える仕組みです。とある煮豆のCMにて「煮豆にすると繊維が増える♪」と流れていましたが、そりゃそうやろと心の中で突っ込んでいた記憶があります。
さてさて話は戻り半信半疑で手に取ったライ麦パンはずっしり重く、コーヒー片手に食べていると一袋の半分も食べきらない内にみるみるお腹が膨れてしまいました。以来とても気に入り、パンコーナーで見つける度に買っていましたがある日を境に棚から姿を見かけなくなりました。
偶々売り切れていただけと思い特に気にしないまま数日が過ぎ、再び食べたくなりコンビニに行くも姿は見えず。この店舗で売り切れていただけで他店舗に向かってみるも無し。「ここも無い」「あそこも無い」・・・市内の店舗を探し回る事30軒弱どこにもありませんでした。どうやら販売終了した模様で、念のため一縷の望みをもって店員に聞いてみるも「あの商品は取り扱い終了しましたよ」と満面の笑顔でとどめを刺されてしまいました。
手に入らなくなると無性に欲しくなる性分。なんとか手に入らないかとネット検索してみたものの期待できそうな情報は無く、あきらめざるを得ない状況に落胆してしまいました。物語であればここで一筋の光明が差し込むのですが現実はそんなに甘いものではないです。そもそもそんな都合の良い事は起きないものです。
結局それ以降見かける事も無くすっかり忘れていたのですがブログを書くことになり思い出してしまいました。甘く切ない「ひと夏の思い出」・・・パンが販売終了しただけの話ですが。