利用者のM.Rです。今回は日本の武士の鎧(よろい)について説明します。
まずは下の写真をご覧ください。
これが日本の平安時代後期(12世紀)に作られた・・・日本の武士の鎧です。今から約800年以上も前のものです。「赤糸威鎧・赤糸威大鎧」として、あまりにも有名です。平安時代~鎌倉時代の方式になる典型的な鎧であり、製法が、とても緻密で素晴らしく、製作された鎧は美の極致を極めています。世界中で、日本の武士の鎧は絶賛されています。蒙古襲来絵詞(竹崎季長絵詞・蒙古襲来絵巻)に描かれている日本軍の多くの武士達は、これらの写真の鎧(赤糸威鎧)を着ています(装着しています)。世界征服をしてきた当時のモンゴル軍(元軍)が、まず、はじめに日本を襲って、驚いたのは、日本軍の武士の鎧でした。それくらい、美に加え、迫力もあります。この鎧は平安時代~鎌倉時代の金工芸術の特色を最もよく発揮しています。当然、平安時代後期に作られた、この写真の「赤糸威鎧」は国宝です。この「赤糸威鎧」は、著名な鎌倉武士である畠山重忠が奉納した鎧だと伝えられています。また、江戸時代に、八代将軍吉宗が上覧した鎧としても有名です。平安期の洗練された優雅さと武具の重厚さを併せ持ち、全重量は25.85㎏あります。一番上(1つ目)の写真の鎧が、上記説明した、平安時代後期(12世紀)に製作された、武蔵御嶽神社が所蔵する、国宝の「赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)」です。二番目(2つ目)以降の写真は、その国宝を精密に復元した、赤糸威鎧です。
本当に、日本の武士の鎧は、素晴らしいです。美しいです。美の極みです。
日本の赤糸威鎧は、最高芸術で優雅です。まさに「日本の美」です。
以上、「美しい鎧(よろい)・日本の武士の鎧」でした。