こんにちは、まっちゃまちです。
皆様お花見はされましたか?
せふぃろと分室の近くには桜がたくさんある公園があり、
おすすめ散歩コースに認定しています。
桜の花を見ると綺麗だなと心が洗われたり、
なんだかセンチメンタルになったり、
花見を理由に外で美味しくビールを飲めたり、
なんとも不思議な花であります。
そんな、桜の話です。
我々が「桜」といって思い浮かべるのが「ソメイヨシノ」という種類の花であることは
皆様もよくご存じかと思います。
この「ソメイヨシノ」ですが、桜の開花宣言にも使われています。
どうして「ソメイヨシノ」が使われているのでしょうか。
まず、「ソメイヨシノ」が全国にたくさん植えられている、ということがあります。
増やしやすく成長も早い、といったことが理由ではないか、と言われています。
そして、「ソメイヨシノ」は種をつけにくい品種である、ということ。
ですので、1本の木を起源に接ぎ木で増やしています。
つまり日本全国に植えられている「ソメイヨシノ」は、皆同じ遺伝子のクローンなのです!
遺伝子が同じなので、気候の変化に対する反応にばらつきが少なく、
開花宣言の目安に使いやすい、というわけです。
一斉に咲き誇り散っていく儚さも、クローンならではなのですね。
今年は、暖冬に加え気温が上がるのが遅かったため、桜の開花が遅れました。
気温の上りが遅いことが開花に影響することは想像しやすいかと思いますが、
暖冬も開花に影響がでる、ということは初耳の方もいらっしゃるはず。
桜は、花の元になるものを夏に作ります。
そこから休眠を経て、冬の寒さで休眠から目覚め、開花の準備をします。
暖冬になるとこの準備が鈍くなり、開花が遅れます。
四季があるからこその、桜の美しさなのですね。
桜に限らず、春に咲く花の多くは、
冬の寒さに当たらないと花が咲きません。
厳しい寒さに耐えて春を迎えた花々の喜びを、是非感じてみてください。