こんにちは、なべです。
突然ですが、皆さんは以下のような人をどう思いますか?
◯Aさん
前科:10犯
罪名:窃盗・占有離脱物横領
どうでしょう?ものすごく悪くて怖そうですね。
ではこういう人はどう思いますか?
◯Aさんは生まれてから障害があったが周りに気づかれずに育つ。中学校卒業後社会にでるが、周りの人とうまくコミュニケーションがとれず転職を繰り返す。とある会社を退職した後、次の仕事が決まらず所持金が尽きる。空腹に耐えきれず近くにあったコンビニでおにぎり2個と、雨が降っていたので傘立てに置いてあった傘を盗み逮捕。警察で注意されて釈放されるが、所持金がなくまた万引きをして逮捕される。5度目で刑務所へ。刑期を終えて出所するがやっぱりお金がなくて刑務所の近くのコンビニで万引きし逮捕・・気づけば前科10犯・・・(架空の例です)
どうでしょう?
確かに前科10犯ですが、最初に頭に浮かんだ印象とは少し違うのではないでしょうか
ちなみにAさんは最後にいた刑務所にいる時、生活の支援をする人に出会い、お金のこと・住まいのこと・仕事のことの支援を受け、今では再犯することなく穏やかに暮らしています。
最近福祉の世界では「支援があれば罪を犯さなかっただろう」という人に対して支援を行う取り組みが広がっています。
もちろん、犯罪をすることは許させることではありませんし、刑罰は受けなくてはなりません。
しかし、支援を受けることで犯罪を犯さずに生きられただろう人がいることもまた事実です。
せふぃろととしても何が出来るのか、考えていきたいと思います