はじめまして、まだまだ新入りの利用者h.です。
実は僕、元々、ミュージシャンをしていたんですが、そんな業界食べていけるわけでもなく、気が付けばコンピューター(主にネット)業界に足を踏み入れ、大病を患ったのをきっかけに何かの縁でせふぃろとさんにお世話になることになりました。
で、今日はそんな人生初めての冒険だった(笑)音楽についてつらつらと書いてみようかなと思います。僕は小さい頃、ピアノを習っていたのですが、小学校6年くらいの頃に親戚のお兄ちゃんに「ビートルズ」と「聖飢魔Ⅱ」を聞かされたのをきっかけにポピュラー音楽というものに目覚めてしまいました。そしてクラシック以外は音楽ではないという考えのピアノの先生と大喧嘩になり、ピアノをやめてエレキギターというものをはじめることになりました。で、ギターをしていく上でその当時の王道のロックだった「エリック・クラプトン」のギターはかなりコピーしました。何より簡単なメロディなのにリズムの取り方ひとつでこんなにかっこいいフレーズに化けるのかみたいな演奏や、どんなふうに考えればこんなコード進行になるんやといった、当時クラシックがちがちの頭だった僕には斬新な毎日でした。
で、ここからが専門的な話になりそうなので、興味のある方は読んでくださいね。音楽なんか興味ないわって方はそれとなく斜め読みでお願いします。
「エリック・クラプトン」の有名な曲に「Layla(愛しのレイラ)」というのがあるんですが、その「Layla」について思うことを書いてみたいと思います。※曲について詳しくはYouTubeなんかでいろんな人が弾いているのでそちらを参考にしてください。
まず、メインのコード進行(サビ)あの有名な「たらたらりららーん」ってところは
|Dm7 C Bb |C Dm7|というDマイナー一発の進行なんですが、歌詞部分に入ると、
|C#m7|B |C#m7 C D|E E7|
|F#m B|E A|F#m B|E A7 |と半音下のC#キーに転調して意表をついた後、Eキーへ転調したあと部分的にGキーへ転調してから、またEキーに戻り、さりげなくA7をはさんで無事、メインのDmキーに戻るという平行調をおりまぜたコード進行のトリックを逆手に取った手法ですごいかっこいい展開に仕上がっています。※曲の解釈は人それぞれあるので皆さん自由な発想でとらえてくださいね。
しかもロックな展開のメインから今度は1音下のCメジャーキーに転調して曲調も若干ハワイアンチックなバラードな進行になるというおまけつきです。
今の時代、もっと複雑な曲調をさりげなく聞かせているアーティストはたくさんいらっしゃいますが、あの時代にたった5、6個のコードですごい複雑なことを再現しているのがすごいです。
何か小難しいブログになってしまいましたが、街中でふと流れている曲なんかもBGM程度としてとらえるのも一興、逆にこの曲どんな風にできているんだろうと耳を澄ましてみるのも一つの楽しみ方としてはいいんじゃないでしょうか?
では今回はこのあたりで Have a good time.