利用者のM.Rです。今回は、日本の伝統料理の「和食」を紹介します。
和食とは、日本の伝統料理のことを言います。日本料理とも言います。和食は、日本ならではの生きている食材を使った日本の伝統料理です。古来、日本は、お肉料理を食べませんでした。お肉以外の、日本の季節にあった食材(野菜)や魚貝類を使って、和食は、発展してゆきました。和食は、季節によって、その季節にあった食材で作られます。
日本の伝統料理には、和食と日本料理の2種類の料理があります。狭義的(きょうぎてき)に言うと、日本の伝統料理は和食と日本料理です。しかし、ここでは広義的(こうぎてき)に、全ての日本の伝統料理を「和食」として説明します。「和食・日本料理」=「和食」です。
ちなみに、日本料理とは・・・「和食の高級料理」「和食の接待料理」を意味します。
さて、和食です。
日本の伝統料理は素晴らしく、日本の「和食」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
和食は、古来(大昔から)、「精進料理・懐石料理・鍋料理・煮物料理」として・・・発展してゆきました。
和食は、古来、「日本で開発された調味料・だし」で調理されます。それらは主に・・・
醤油、味噌(お味噌)、味醂(みりん・本みりん)、塩、砂糖、日本酒、かつお(かつお節)、
昆布・・・などであります。それらの「日本で開発された調味料・だし」で、和食は作られます。和食は、野菜だけではありません。海でとれる魚貝類や海草も、ふんだんに使って作られます。丼(どんぶり・海鮮丼)も、日本の伝統料理形式の一つです。
また、古来、日本で、味付けに使われた「わさび」も、日本ならではの、香辛料の代表の
一つです。わさび(本わさび・ワサビ・山葵)は、日本原産の植物です。「わさび」は日本が発祥です。
和食とは、フライパンで(に)油をひいて、強火で炒(いた)める・・・料理・・・ではありません。
和食とは、「日本で開発された調味料・だし」を使って、時間をかけてゆっくり煮込む・・・
それが和食です。また、蒸(む)したり、茹(ゆ)でたりもします。塩で染み込ませたりもします。
これが日本の伝統料理の「和食」です。
日本の旬の野菜や魚貝類など、それらを、「日本で開発された調味料・だし」を使い、時間をかけて、じっくりと味を染み込ませて料理(調理)する・・・その料理が「和食」です。
和食は、四季折々に日本でとれる・・・それらの美しく彩られた食材を使って調理され
ます。高級料理から、簡単に食べられる料理まで、幅広く、豊富に種類があります。
以下は、和食の代表的な写真です。
鍋料理(水炊き)です。あらゆる海草。魚貝類。野菜類が、ふんだんに入っています。昔ながらの日本の代表料理(郷土料理)です。
焼き魚です。日本は海に囲まれています。魚貝類の炙(あぶ)り焼き・網焼き・煮込みは、
古来、和食の定番でした。
お寿司です。この日本の代表料理、今では世界で大人気です。
煮物です。日本は、古来、日本独自の、日本の伝統の「調味料・だし」を使い、あらゆる野菜を煮込みました。ですから野菜の煮込み料理の種類は、たくさん、豊富にあります。
精進料理(しょうじん料理)です。和食の伝統料理であり、世界でも伝統のあるお料理です。
漬物(つけもの・お漬物)です。日本には冬があります。冬を乗り越えるため、冬に食べられ
るため、どの家庭も、野菜で「漬物・お漬物」を作りました。そして冬を乗り越えました。
「漬物・お漬物」は、保存食として、冬に食べる食材には欠かせませんでした。
お刺身です。手軽に食べられる、お料理です。
天ぷらです。和食の代表料理であり、親しみのある、お料理です。
ざるそばです。ソバの実を原料にして蕎麦(ソバ)粉を用いて作られます。「ざるそば」に
つける「つゆ」は、日本の伝統の「調味料・だし」で作られています。「ざるそば」は、
和食の傑作品です。
そうめんです。「そうめん」につける「つゆ」も、日本の伝統の「調味料・だし」で作られています。
天ぷらですが・・・これをご飯に乗せると・・・天丼(てんどん)です。その天丼にかける
「たれ」も、日本の伝統の「調味料・だし」で作られています。
うな重(うな丼・うなぎ丼ぶり)です。日本の大人気の伝統料理です。ウナギにかける「たれ」も、日本の伝統の「調味料・だし」で作られています。
うどんです。手軽に食べられる、お料理です。この「おつゆ・つゆ」も、日本の伝統の
「調味料・だし」で作られています。
海鮮丼です。この白飯の上に魚介類や刺身などを盛りつけた丼料理。海に囲まれ、魚介類を主として食してきた日本ならではの、伝統料理です。日本が開発した(日本が発祥の)※「醤油」と「わさび」を混ぜて、それをかけて食します。
※醤油(しょうゆ)は、今から700年以上も前の13世紀の鎌倉時代、和歌山県(紀州)の湯浅で、禅僧の覚心というお坊さんが味噌づくりの失敗が原因で発明します。湯浅で生まれた醤油は、その後、本格的に大量製造され、1580年には、日本初の醤油屋さんである「玉井醤」がオープンします。そして1588年には玉井醤(湯浅)から関西(大坂・京)へと大量の醤油が
送られます。その後、醤油は日本全土に広がり、それぞれの地域で製造され、やがて日本になくてはならない調味料として不動の地位を確立します。そして江戸で「濃口醤油」が製造され、醤油は・・・日本から・・・全世界へと・・・輸出されてゆきました。
お味噌です。大豆やお米、塩などを加えて発酵させて作った発酵食品です。和食の代表的な食材です。長持ちするので、冬には欠かせない料理でした。味噌炒め(みそいため)は世界
で愛されています。
納豆です。大豆を納豆菌によって発酵させて作ります。日本の伝統食品です。
懐石料理(かいせきりょうり)です。和食の見本とでも言えます。
さて、いくつか、和食の伝統料理を載せましたが、ほかにも鍋料理や煮物でも・・・和食には、たくさん、豊富に種類があります。
上記の料理は、和食のほんのごく一部です。和食は、四季折々に彩(いろど)られて豊富です。
日本は古来(大昔から)、肉を食べませんでした。だからこそ、和食は・・・発展したのです。
和食は、日本に四季があったからこそ、発展したのです。四季折々の食物(食材・野菜)を使って、発展したのです。
和食は日本が世界に誇る「高級伝統料理」です。
今では、古来、日本で使われてきた、日本が開発した、日本の伝統の「調味料・だし」は、全世界で、あらゆる料理(調味料)に使われています。
そして和食は、世界で愛され、食されています。
和食は日本が世界に誇る「高級伝統料理」ですが、しかし、高級料理から、簡単に食べられる料理まで、今では、幅広く、たくさん、豊富に種類があります。
和食は、四季折々の食材で彩られ、とても美しいです。
和食は、美で多彩に創作されています。
和食は、そういう意味では「最高級な芸術料理」です。
和食をもっと知りたければ(作りたければ)、大型書店に行けば、数えきれないほどの和食の
レシピの本がズラリと並んでいます。その中に、数多くの和食の献立が載っています。
和食を知りたければ、それらの本を見ればよいでしょう。日本の伝統料理の和食がいかに多彩なのかが分かります。
本当に、和食は、多彩で、見た目も美しく、美を極めているだけでなく、味も世界トップ
クラスの料理です。まさに「日本の美・美味料理」です。
和食は・・・「日本の国技」とも言えるでしょう。
以上、「美しい料理・ユネスコ無形文化遺産・和食」でした。