大阪保健福祉専門学校【昼間】から実習に来た東川晃輝です。
実習場所が決まり、就労創造センターせふぃろとに来ました。
障害分野に行くのは初めてで、具体的にどんなことをするのか疑問でしかありませんでした。就労継続支援A型についてはある程度理解をしていても、実際どんな人が働いていて、どんな業務があるのかもさっぱりでした。(謎解き感覚でした)
(一週目)・職場実習・
初日の時は緊張のあまり頭が回らなかったです。何とか緊張を和らげるために話題を作らないと!と思っていました。
メンバーさんにも何から話していいかわからず、一人ひとりに自己紹介をしていき、とりあえず名前は後からでも覚えてもらい、まずは顔だけでも覚えてもらおう!と取り組みました。
私はメンバーさんの顔と名前を覚える努力をしました。お話をしていくことが増えていき、だんだん顔と名前が一致できるようになりました。(一週目は名前と顔覚えるのに必死でした)
そして、本館、分室、粉右衛門、ポリフォニーなど業務場所によって仕事内容が違い、気づきや理解が得られました。
(二週目)・職種実習・
せふぃろとの雰囲気に少しずつ慣れてきました。
メンバーさんや職員が気さくに話しかけてくれたことが慣れにつながったのかなと思います。実際に座学で学んできたことを活かせず、専門的なアプローチを意識しても実感として味わえなかったが、メンバーさんと関わるに至っては仲良くなるのがメインではなく、話しやすい関係作りを意識的に行うのは簡単なようですごく難しいことだと思いました。
職員は自然と関わっているのを見て、その中で関係性が築けているからこそ、「自然体」であり会話をしながら一日の変化の様子を観察していると気づくことが出来ました。私はその場面を見て、なるほど!意図的に考えながら関わっているのか。と学び、気づきや理解につながりました。(専門知識を活用しながら関わることの難しさを実感できた。)
(三週目)・ソーシャルワーク実習・
そろそろ個別支援計画を意識するようになってきました。その中で活かせる「技術」・「理論」・「倫理」など、メンバーさんと関わる中でつながりがあると気づき、理解を深めることが出来ました。
知識だけが増えたところで、実践して体験するまでは深く理解することが困難でしたが、自分なりに工夫をして「傾聴」、「受容」や声のトーン、大きさ、距離など、考えながらメンバーさんと関わることが出来ました。
個別支援計画にご協力して下さったNさんに対してどうやって、どのようにアセスメントをしていくのか試行錯誤をしながらも、なんとか技法や理論を活用しながら取り組めたことの実感は大きく、今後社会人として生きていく「自信」につながりました。
お話しする機会を自分で見つけながら積極的な行動はできたのかなと思いました。
(普段から試行錯誤することがない私にとっては新たな思考を手に入れた気持ちです。)
(まとめ)
24日間で学べたことは、職員とメンバーさんに壁はなく、「フラット」な関係性があるからこそ 居心地の「場」がそこにあることがわかりました。
一人ひとりの「個性」を見抜く力や、エンパワメントを自然に行える職員の知識や経験があるからこその関わりを実際に見て、聞いて、気づくことによって深く学ぶことが出来ました。
最後になりますが、丁寧にご指導していただいた職員の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
様々な視点で考えることや、本当の本質を見抜く力。(洞察力)を改めて気づき、学び直すことが出来ました。
そして、個別支援計画のご協力をしてくれたNさんにはとても感謝しています。
(「経験」を与えていただき、本当にありがとうございました。)