ニュースやSNSを見ていても、何かの報道や発言に対して辛辣なコメントや批判を見かける場面が最近多くなった気がします。
誰かが誰かより上に立とうとしているような、マウントを取るような話の持って行き方で、「論破」というマイルドな耳障りの言葉にして、その人を崇め奉っているように見えます。
確かに正論を言った側は自分が正しく正義であると感じているようですが、それは本当に正義で正しいのでしょうか?
勿論、正論を言うことは悪いことではないのかもしれませんが、あまり正論を頼りにし過ぎることも如何なものかと思うこともあります。
最近の政治ニュースで話題になっている「文書通信交通滞在費」の問題があります。
※Wikipediaから引用すると、「国会議員が、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等(国会法第38条)のため、月額100万円を支給される手当。略称は文書通信費、文通費。」とのこと。
批判していた人も、以前に国会議員を辞し市長選へ出馬した際も、1日で100万円を受け取っていたことが明らかになっています。
そのことが、週刊誌にすっぱ抜かれて特大ブーメランと揶揄されていました。
確かに、過去にそのような出来事があったかもしれませんが、現在進行形の今、世の中をより良いものにしようとしている人の過去を掘り返して揚げ足取りをすることは良いことでしょうか?
週刊誌は正論を書いていると思います。
しかし、それは何のための正論なのでしょう。
国民の生活のため?
コロナウイルスをやっつけるため?
この世の中を少しでも良くするため?
私には一人の人間を正論で口撃して論破して陥れようとしているだけにしか見えません。
一部のメディアに出ているコメンテーターは、世の中のニュースや報道ついて批判したり持論を並べ立てることしかせず、自身の正論の正当性を唱えることしかしていないように見えます。
これだけSNS利用人口が増えて、みんな好きなように情報を発信できる世の中になりました。云わば全日本人総コメンテーター時代になっているのかもしれません。
そんな世の中になっても、他人の批判や揚げ足取りのようなことしかしない稚拙な総野党のような状況から脱出し、代替案を出したり建設的な議論を行い、少しでも多くの人が生きやすい世の中になるように考えながら生活していけたらどれだけ良いかと思います。
いわ~み~書く