どうも、ブログを久しぶりに書くことになった映画好きのH.Tです。
実は本日付で、せふぃろとを退職することになり、新しい会社へ転職が決まりました。
その報告と感謝の意を込めて、この場を借りて記事にまとめようと思います。
そもそもは30代の頃に通学していたデザインスクールの課程を修了して、これから就職活動に向けて頑張っていこうという時期に、メンタルを崩しまして入院するにまで至りました。
無事に退院した後は、主治医さんの定期的な診察を受けて病院のデイケアに通い、生活のリズムを整えながらリハビリをしました。
少しずつ精神状態が安定してきて、主治医さんから軽い労働なら大丈夫だろうと許された頃、ケースワーカーさんや支援者さんと一緒になって働き口を探しました。
そして「就労継続支援事業所」という仕事場でお世話になることに。
まず自分はB型の就労継続支援事業所に利用者として通いながら、就職に向けての新たなリハビリを始めました。
仕事内容は、袋詰め作業・おもちゃの組み立てなど、誰でもできる内職的な軽作業です。
およそ労働時間は1日で3時間。昼ご飯のまかない付きで利用者さんと職員さんと一緒に食べます。日給は1000円ほど。
給料が安い!などの文句は言わず、お金を稼ぐ目的は一旦ちょっと気持ちの外に置いて、あくまで体調を安定して回復させる目的のために通いました。
そして就労へのステップアップが主治医さんに許されるほど健康になった頃に、就労継続支援B型の事業所からA型の事業所に移りました。
就労センターの支援員さんからサポートを受けながら、自分の希望した「デザインの仕事ができる」求人を探した結果として辿り着いたのが、本日までお世話になったA型の就労継続支援事業所「就労創造センターせふぃろと」です。
せふぃろとでは、デザイン業務を筆頭に、調理業務も、ポスティング業務も、様々な仕事を掛け持ちしながら、休憩1時間を挟んだ午前10時から午後3時までの労働時間で、1カ月の内に大体23日間の勤務を続けました。最低賃金の時給制で、自分は1月あたり10万円前後のお給料でした。
基本的に一緒に働く職員さんたちは、利用者側の意思を尊重した姿勢で、優しい指導かつ悩み事にも親身に応じてくれます。
働き出して8年以上が経ち年齢も40代を迎えて厄年を過ぎた頃、そろそろ就職活動に力を入れ始めてもいいのではと、主治医さんとの相談も踏まえて判断し、せふぃろとの通常業務と並行してハローワークに通いながら、まずはデザイン会社の気になる求人へと応募しました。
でも履歴書などを送った全社が書類選考の段階から不採用の返事が届くばかりの結果で、面接までも辿り着けない日々が1年近く続いてしまい悩んでいたところ、せふぃろとを辞めた職員さんで元デザイン業界で働いていた方へ相談に乗ってもらうと、デザインの業界は労働時間的にも過酷な環境が当たり前なので、精神疾患を抱えた人には絶対オススメできない業種だとアドバイスを受けて、就職活動への方針を変えてみようと考えるに至りました。
自分はデザインスクールに通う前に、施設の食堂で働いていた経験があり調理師免許を取得していたので、同じような給食関係の業種の求人を目当てに探し直してみたら、障害者雇用にも理解のある会社の求人を見付けて面接を受け、ご縁があってかトントン拍子に新しく転職することが決まったのです。
一旦は体調を崩してしまい、人生のレールから外れてドロップアウトしたものの、なんとか約10年をかけて社会人として再スタートを切ることが出来ました。
そんな現在に至るまでは、尽力していただいた多くの様々な方々がサポートに関わっていただいてた事を、今こうして記事を書きながら改めて痛感しています。
来週からは老人ホームで給食提供の仕事が新しく始まりますが、皆さんの恩を忘れず今後の自分のためにも頑張りすぎないよう一生懸命に働いていく所存です。
今までお世話になりました。本当に有難うございました。
自分の後にも就職が決まる人が続いてほしいと願いを込めて、このブログを書き残します。