生活困窮者自立支援事業 (就労訓練事業)
せふぃろとは、生活困窮者自立支援事業における就労訓練事業所の認定を受けています。
生活困窮者自立支援事業により、生活に困っている人が誰でも相談できる場所として各区役所に「生活困窮者自立支援相談窓口」が設置されています。窓口の名称は区によって違います。(例:浪速区では「くらしサポートセンターなにわ」西区では「ぷらっとほーむ西」等々)
就労訓練事業とは、区役所にある「生活困窮自立支援相談窓口」で相談を受けた人が、一般就労するまでの訓練として、せふぃろとで一定期間働くことで就労能力を養っていくことができます。
内容
本人の状態に合わせて非雇用型で1時間からの勤務や、最低賃金の保障をする雇用型での勤務もあります。
障害者手帳を持っている方で障がい福祉サービスを利用できる場合は、本人の希望があれば訓練後引き続き就労継続支援A型を利用して継続的に就労することが可能です。
利用の流れ
- 各区役所の窓口へ相談
- せふぃろとを見学する
- サービス担当者会議
- 就労訓練事業の開始
- 3~6ヶ月間モニタリング
- 振り返り
- 次のステップへ
就労訓練事業を利用した方へのインタビュー
訓練の自転車業務はどうでしたか?
他人の自転車を触って整理し、エフを貼ることで持ち主に何か言われないかという不安が最初の頃はありました。自分は知らない人と接することが苦手なので、いろいろと聞かれたりしたときに答えられるかどうか不安でしたが、一緒に入るメンバーがお手本になってくれたことで少しずつ慣れていくことができました。6箇所全てのエリアで仕事ができたので達成感があり、エリアごとの業務の仕方に違いをみつけたりすることが業務の改善に繋がったりすることもありました。
せふぃろとの雰囲気はどうでしたか?
職員さんも気さくで喋りやすいし安心できました。一緒に業務をしたメンバーも優しくて、人見知りな自分でも打ち解けやすかったです。
訓練を受けて、何か変化はありましたか?
人と関わるのが楽しいと思えるようになりました。これまでは人と関わらずにシャットダウンするような状態でしたが色んな人と関わってみたいと今では思います。あと、外での仕事は初めてだったのですが腰痛がマシになってきました。筋力がついてきたということかもしれません。
就労訓練事業(せふぃろと)に通うことになった経緯は?
お金がなく困っていたので、最初は国民健康保険料の相談をしに行ったのですが、収入と支出のことを話したら生活困窮者自立支援窓口を紹介されました。生活保護をもらう手もありましたが、それは最後の手段と思っていたのでまずは働きたいということを伝えました。病気(うつ・社交不安障害)のこともあったので、一般企業では難しいと感じていたため、支援を受けながら働けるところがいいと思っていたところ、せふぃろとを紹介されました。早速見学して、とりあえず試してみようと思い利用を決めました。就労訓練事業で始めは日払いで働きつつ、就労継続支援A型の支給決定を申請しました。
お仕事内容は?
IllustratorやPhotoshopなど使ったチラシの制作や、広報誌デザイン、HP制作などの仕事をしました。以前は大手のWEBマーケティング部門でHP更新などの業務に携わっていて、そのスキルを活かして仕事をしたいと思っていたので、実際に働きながらスキルを磨けるせふぃろとが適職だと思いました。せふぃろとは自分の持っているスキルを色々と試してみれる環境なので、これからも頑張っていきたいです。