ご無沙汰です!湿気と低気圧に耐え切れず早くも死にかけている(※誇張表現)
分室利用者のはしくれです。
とうとう近畿も梅雨入りしてしまいましたね。この時期は具合が悪くなったり集中できなくなったりするのでなるべく早く梅雨明けしてほしいものです・・・。
せふぃろとでのお仕事について
前回は約1年期間がありましたが、今回は思ったよりも早くブログリレーの順番が回ってきた事と、長いスパンでの案件やバナー作成などの細かい案件が多かった事もあってかご紹介できる仕事が少ないなーと個人的に思いました。
趣味と近況
一人暮らしを始めて、1年が経ちました。
はじめは働きながら自炊なども頑張っていたのですが、月日が経つにつれ家事に身が入らなくなり、気が付けば仕事から帰ってくるなり布団に直行。そのまま動かなくなり身の回りの事もままならなくなる始末。自身の生活レベルの低下をひしひしと感じている今日この頃です。
そこで今回はそんなだらしない日々を正す…というのはほんの建前ですが、前回予告したとおりWindows版ビジーカーソルをモチーフとしたポーチを作ってみましたのでご紹介します。
大体の人が青ざめる?Windows版ビジーカーソルポーチ
だいたいのイメージ
例によってイメージはこんな感じです。
今回はWindows8以降のフラットデザインをモチーフとしました。XP以前の砂時計を作るのもいいなと思いましたが、OSのサポートが終了しているので今回は見送りです。
これを見た方は「真ん中が開いてるじゃないか!」とお考えでしょうが、この部分については次項で説明します。
型紙をつくる
イメージが固まったら型紙を起こします。
型紙の起こし方については前回の記事をご覧ください。
生地のカットと縫製
型紙が出来たら必要な材料をそろえます。
- 手縫い糸(布地の色に合わせたものを用意すると仕上がりがきれいです)
- 縫い針(布地が重なって分厚くなるため、短めのものがいいと思います)
- 待ち針(しつけ糸/テープや事務用クリップでもOK)
- ハサミ・カッターナイフ
- チャコペン
- 油性ペン(※ビニールに型紙を写すのに使います)
- アルコール(消毒用のもの/※油性ペンのインクを消すのに使います)
- 手芸用ペンチもしくは平ヤットコ(※留め金具を固定する場合に必要です)
- アイロン(※熱接着タイプの接着芯を使う場合のみ)
必要な道具(※手縫いの場合)
- 厚紙・ボール紙(型紙用)
- 表地用の布(水色・青の2色/素材はお好みで)
- ビニール(真ん中の透明部分用)
- 裏地・側面用の布(色はお好みで/表地より少し厚めのものがベター)
- ファスナー(色はお好みで):170mm
- ファスナーの留め具(上止・下止/※ファスナーをカットする場合は必要です)
- 接着芯(※任意)
材料
前回と同じく手縫いでの作業を前提にしています。例によって慣れている方はミシンを使った方がきれいに仕上がると思います。
真ん中の透明部分はビニールを使いますが、これについては100均のビニールポーチやクリアバッグを解体すれば簡単に手に入ります。透ける素材を使うことでポーチの中身も見えるので利便性やSNS映えもあると思います。(多分)
作り方
- 型紙を切り抜き、生地に写す
- プリントアウトした型紙はコピー用紙のままだと生地に写すことができないので、まず厚紙の上に貼り付けて型紙自体に厚みをつけます。型紙を補強したら、それぞれのパーツごとに生地に写します。
なお、ビニールは水性のチャコペンでは描けないので油性ペンを使い、カットした後にアルコールで線を消しています。
これらの工程の詳細は前回の記事をご覧ください。 - 生地をカットする
- 型紙を写した生地を裁ちばさみやカッターナイフでカットします。
直線部分はカッターナイフで切ったほうが確実できれいです。曲線の多いパーツははさみで大まかに切り取ってから小さな手芸ばさみで細かく切るのがやりやすいと思います。
裏地が薄い場合は接着芯を貼り付けることで補強します。
今回は熱接着タイプの接着芯を使用しました。 - 模様部分を縫い合わせる
- 型紙通りにすべての生地(ピース)のカットが終わったら、初めに模様の部分から縫い始めます。まずは欠けたリング状のピースAとBを縫い合わせてリングを作ります。
(⇒ A’とします)
そしてA’と裏地Dの間に真ん中の円状のビニール部分Fを挟み込んで縫い合わせていきます。
この時にA’とDの内側の縫いしろを16等分ぐらいにカットしてからFと縫い合わせるときれいに仕上がります。 - 側面のファスナー部分を縫い合わせる
- 側面のファスナー部分を縫い合わせます。写真のようにCの表地と裏地の間にファスナーを挟み込み、待ち針や仕付け糸で仮止めしてから縫い合わせます。
ファスナーの終端は縫い代に合わせてカットし、留め金具を差し込んで手芸用ペンチもしくはヤットコで挟んで固定します。写真では一般的なラジオペンチを使っていますが、このペンチだとくわえ部のギザ歯で金具に傷がつきやすいので手芸用ペンチもしくはヤットコを使うことをおすすめします。 - ファスナー部分Cとマチ部分Eを縫い合わせる
- 4の工程で出来たファスナー部CとマチEを縫い合わせます。
写真のように片方の短辺同士で縫い付け、1つの帯になるようにします。(⇒ B’とします)
もう片方は縫い合わせずに残しておきます。 - 模様部分A’とマチ部分B’を縫い合わせる
- A’とB’を縫い合わせます。今回はB’の縫い代を折り返し、その間にA’の縫い代を挟み込んで縫いましたが、もっといい方法がありそうです。
- マチを縫い合わせる
- ポーチを表に返し、5の工程で縫い残したマチを縫い閉じれば完成です。
完成
結果的に画像の通りになりました。今回は急ぎで製作したためにあちこちで粗が目立つ仕上がりとなってしまいましたが、きちんと作ればイメージ通りの作品が出来上がると思います。
前回と同様に、型紙を改善し次第データを公開しようかと考えていますのでご興味のある方は後日チェックしてみてください。(ただ、前回のものも出来ていないのでかなり時間がかかるかと思われますが・・・)
当記事で紹介している方法はあくまでも素人のやり方の一例に過ぎません。当記事を利用したことによって生じるいかなる損害やトラブルに対しても責任を負いかねますので、実際に作ってみたいという方は自己責任でお願いいたします。
なお、当作品は実際に使用されているデザイン(著作物)がモチーフであり、第三者の著作権の対象となるため、製作物は個人の利用範囲内(ファンアート)でのみの使用とし、製作物の販売(個人・商用問わず)および当記事で公開されているレシピ・型紙の販売や再配布を固く禁じます。
(for PERSONAL USE ONLY)
以上、はしくれでした。