6月1日から7月4日の24日間、社会福祉士の相談援助実習をさせて頂いた細谷です。 24日間大変お世話になりました。
就労継続支援B型での就職経験があり障害分野については多少は理解をしていますが、A型の事業所にはどの程度の障害を持っている方が働いているのか、B型よりも一般就労をされる方が多いのか等疑問はあり、実習先では座学で学んだ知識を理解に変え職員さんのメンバーさんへの関わり方や支援方法を学びに行くと意気込み実習に挑みました。
実習が始まって最初に感じたことはメンバーさんに対し「どこに障害を持っておられるのか」という疑問でした。以前自分が働いていた事業所の利用者の方は何の障害を持っておられるのか目に見えて分かる方がほとんどでその障害に合わせた支援方法がとられていましたが、せふぃろとやポリフォニー、分室、ギフテッドスタイルでは「障害」ではなく個人の「特性」に焦点を当てた支援が展開されていました。職員さんから、「障害だけが本人さんの生きづらさではなく、障害だけを見ていては何も見えてこない」「障害もその人の個性であり、必要以上の配慮がその人への差別に繋がる」と教えて頂き、実習を通して自分自身も「障害」に焦点を当てて考えていた事に気づき自分を見つめ直す期間になりました。 一般就労についても最終目標が一般就労ではなくここで働きたい人は一緒に働きましょうというスタイルで、就労継続支援A型では一般就労を見据えた支援が成されていると思っていた為、自分にはない考え方を得ることができました。
実習期間中に各事業所を伺いメンバーさんの話や仕事内容を聞かせて頂きました。
分室ではメンバーさんにコーディングについて教えて頂きました。HPの裏側を見させて頂きすごく難しい事をされていて驚きました。1日かけて丁寧に教えて頂き感謝しています。SSTにも参加させて頂き貴重な時間を過ごさせて頂きました。
ギフテッドスタイルでは3Dキャドの使い方を教えて頂いたり、YouTubeの動画撮影を見させて頂きました。介護用品の発送業務などもあり、メンバーさんに合わせた仕事提供がされていました。このブログのアイキャッチ画像を作って下さったメンバーさんもギフテッドスタイルにおられ、楽しいイメージでともちゅんも使ってくださいとお伝えしてイメージ通りの画像を作って頂きました。可愛くてお気に入りです。ありがとうございました。
ポリフォニーではメンバーさんと一緒に軽作業をさせて頂きました。ポリフォニーの空間がとてもあたたかい家庭のような雰囲気でとても居心地がよくメンバーさんとの会話も楽しく色々な話を聞かせて頂きました。メンバーさんから教えて頂くことも多くとても勉強になりました。
せふぃろとでは自転車業務の巡回に行ったり、てげてげに行きお弁当作りを見させて頂いたりしました。せふぃろとはメンバーさんが多く最初は名前と顔を覚えるのが大変でしたが、話しかけて下さる方たちばかりで人見知りのわたしも緊張せずに過ごすことができました。てげてげメンバーさんにはアセスメント面談にも付き合って頂き実習生として気づきと学びを得ることができました。一緒に過ごさせて頂いた時間はとても楽しかったです。教えて頂いた料理の豆知識も実践したいと思います。
メンバーさんは皆さん優しい方ばかりで実習を無事終えることができたのもメンバーさんのおかげです。ありがとうございました。
今回の実習では職員さんに「対等な関係性と専門職としての距離感」について質問させて頂きました。答えてくださりありがとうございました。職員さんそれぞれの価値観を感じることのできる返答を頂き本当に感銘を受けました。価値観の違うソーシャルワーカーが集まっている中でも皆さんの軸は同じところにあり、お互いに刺激し合いながらせふぃろとやポリフォニー、分室、ギフテッドスタイルができているのだと感じました。
24日間の実習では、職員さんの考え方やメンバーさんへの関わり方、支援をするうえでの大切にしていることなど沢山の学びを得ることができました。何度も質問させて頂き、その都度時間を作って下さりありがとうございました。濃い時間を過ごすことができました。実習期間とても楽しかったです。